TLW2005@若狭常神 1日目ツーリングレポート  
             文責:竹内  2005.7.4

-- (1)レスキュー訓練 --
10:10-10:40 神子-オマト浜
10:40-13:00 レスキュー訓練、昼食休憩 @オマト浜

午前中にグループレスキュー訓練を行った。 3種類のレスキュー方法が紹介され、
参加者は皆、熱心に取り 組んだ。
自分がここで考えていたのは、 荒れた海での沈の場合、
(1)水抜き作業がうまくできるだろうか
(2)パドルの確保がうまくできるだろうか ということだった。
   基本は静水でたたきこむとして、 荒れた海での訓練も必要かと思う。

-- (2)ツーリング行程(おおざっぱ)--
オマト浜 - 御神島一周 - 神子 約13km 参加:18名  
風、波:ほぼ無し 天候:暑すぎるほどの快 晴
13:00-15:00 オマト浜 - 御神島1周(時計回り)
15:00-16:00 御神島東側の浜にて休憩
16:00-17:00 御神島 - 神子 
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(2)-1出発
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昼食休憩の後、ツーリング出発前に、リーダーとサブリーダー を決定した。
ここでリーダー役の自分は、前もってコース情報、気象情報な どを 入手の上挑んでいた。
しかしながら、サブリーダーは現地任命、かつ、フィールドに 熟知していないため、
十分な情報を持たないままの出発となった。
準備していない上で、何がサブリーダーとして必要かを実体験 するため、 あえてその状況を選択した。

■ツーリング前に確認した事項
 ・地図、および、見渡せる範囲でのコース説明、予想時間
 ・体調確認
■ツーリング前に確認を忘れた事項
 ・気象情報の提供
 ・パドルサイン確認
 ・装備確認  (実際、スプレースカートサイズがあっていない人がいた)
 ・グループレスキュー時の基本約束の確認(どの方法をメイン にするか)
 ・ばらけそうなポイントでの集合約束
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(2)-2 リーダー、サブリーダーの位置、グルーピング
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体系の選択としては、サブリーダーが先頭グループ、 リーダーが最後尾とした。
今回、直線における視界は良好であったため、 最後尾のリーダーから、常に全体が把握できており、
注意ポイントである船の航路横断と集団の位置確認が困難となる洞窟周辺以外では、
長くなった船団をまとめること敢えてしな かった。
気象都合などにより、視界確保がままならない場合は、 小グループを形成、リーダーを増やす等の対応が必要と考える 。
今回、先頭グループに配置したサブリーダーにルート先導を まかせたが、事前情報が不足していたため、
ルート取りに苦慮 した。
先頭を率いるためには、ルートに熟知あるいは事前情報を入手 している ことが前提であることを痛感した。
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(2)-3 体調管理
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今回、ツーリング途中で靴のサイズが合わないため、足に痛み を感じた参加者が発生。
サブリーダーおよび伝言者がリーダーに伝達。 近い上陸ポイントに変更して、休憩をとって対処した。
体調管理に関して、今回気づいた点を下記する。
・リーダーとしては、最後尾が最も気になるため、  結局、最後尾を離れることができず、
 それ以外の人とのコミュニケーションが途絶え、体調を推測することができな かった。
  → 全体を横断的に様子をみて、リーダーとコミュニケーシ ョンがとれる人をおく。
     あるいは、一時的にレスキューも可能な経験豊富な人と 最後尾を交代し、リーダーがまわる。
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(2)-4 危機管理
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今回は、非常に穏やかな海況であり、全体把握が容易であった ため、
全体的に楽しみを重視しようと、危機管理については (例えば、集団のまとめ方、グルーピング分けなど)
あまり、縛られた形をとらなかった。
その結果、やはり18名もの集団となると、容易に、先頭から後尾までの 距離は長くなった。
今回を一般のツーリングにおける状況と考えると、楽しみ重視 で良かったのかも 知れないが、
TLWの趣旨を考えた場合、荒れた海を想定した 危機管理態勢の 練習をするべきだったかと反省している。
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(2)-5 ツーリング終了後の反省会
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反省会での議論については、(1)〜(4)の記載の中に エッセンスを散りばめた。
初めて、集団を意識してツーリングをした方達には、 新発見も多かったようである。
反省会の後の宴会でも、各所で安全に対する議論が交わされたのは、
安全意識の高まりを示しており、TLWの成果そのものだと思 います。
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